オーダー番号の採番(案件番号の振り方、ルール)について
「オーダー番号」にどのように番号をつけるとよいか? について、説明します。
おすすめのオーダー番号の付け方
最初に、簡潔におすすめのオーダー番号をお伝えすると、下記になります。
・桁数6~8桁の連番(000001、000002、・・・)
・桁数は、10年くらいつかっても足りる桁数 +1桁(安全の為)
※月にだいたい10案件とすると、1年で3,650案件。10年で36,500 = 5桁+1桁 = 6桁
※月にだいたい100案件とすると、1年で36,500案件。10年で365,000 = 5桁+1桁 = 7桁。(奇数は覚えにくいので8桁にしてしまうもお勧めします。)
e心伝心の「オーダー番号」のルール、機能
まず、e心伝心の「オーダー番号」には、下記のルール、機能があります。
1.重複不可(別々のオーダーで同じオーダー番号は付けられない。)
→「今後、番号が増えていっても、重複しない」ということが重要です。
2.自動採番機能で、「現在のオーダー番号の最大番号+1」がセットされる。
→「オーダー新規登録時に、最大番号+1 されたらよい」というルールが楽です。
※自動採番では、オーダー番号の「先頭から数値として解釈できる部分」を数値とみなして、最大番号+1を取得します。
例)
1 → 1とみなされます。
00001 → 1とみなされます。
00001A → 1とみなされます。
00001-A → 1とみなされます。
A00001 → 0とみなされます。
2A00001 → 2とみなされます。
3.【重要】各画面のオーダー検索でオーダー番号が「部分一致」で検索される。
例えば、オーダー番号を、1,2,3 ・・・10 ,11, 12 と、オーダー番号「1」で検索した際に、オーダー番号「1」、「10」、「11」も検索されてしまいます。
これを防ぐ為に、「0埋め(ゼロパディング)6桁」等で「000001」、「000002」・・・・「000010」、「000011」と採番することで、オーダー番号で1つのオーダーが検索されるようになります。
※「システム設定:共通設定タブ」で、オーダー桁数を設定と、オーダー新規登録時に自動採番の設定が出来ます。
4.英数値(0~9、a~z, A~Z)と「-」(半角ハイフン)を使える。
各画面のオーダー検索でオーダー番号が「部分一致」で検索される利点として、「000001-sp」、「000001-cs」などにように、末尾にハイフンを付けて、オーダーを関連付けて登録して、「000001」で検索することで、関連するオーダーの一覧を検索できる、という利点があります。
ただし、この「ハイフン付きオーダー番号で、オーダーをグループ化する」という方法で運用されているケースは少なく、運用難易度が少し上がるため、業務フロー上、確かな利便性を感じるお客様のみご利用をご検討ください。
少し詳細をご説明しますと、
・1案件で、ポジション毎などで支払/請求単価が異なる場合に、オーダー登録画面に登録した支払/請求単価を、手配実績、請求明細に適用して初期値のまま編集することなく運用したい。
・オーダーから求人情報を登録する時にも、オーダーで登録した単価が求人情報の単価欄などに初期値としてセットされて、それを編集することなく、そのまま求人情報として使うようにしたい。
という場合に利用を検討されます。
ただし、
・やはり、1案件は1オーダー管理して、簡単に検索されるようにしたい。
・お仕事情報や日付など、案件共通の情報が変更となった場合に、複数オーダーを編集するのは困難。
というケースが多く、ほとんどのお客様は、ハイフン無し(オーダー番号でグループ化せず、)でオーダー番号を登録されます。
※厳密には「下2桁は枝番」等のルールを決められたら、ハイフンを使用しなくても、「オーダー番号で複数オーダーをグループ化する」という考え方は可能ではあります。
※「オーダーとしては枝番で分けたいが、請求時には案件毎に1つにまとめたい」という場合は、「オーダー名」で1つの請求書にまとめることができる設定があります。
オーダー番号の採番のよくあるパターン
上記のルールや制限を踏まえて、オーダー番号の採番のよくあるパターンとして下記があります。
- パターン1:特にルールを決めていないから、連番でいい。
- パターン2:会社ですでに決まっているルールがあるから毎回手動で登録する。
(または、オーダー一括登録で他システムから取り込み、自然に決まる)
「パターン2」の場合は、既にあるルールに従うことになりますので、説明は割愛します。
※パターン1の派生として、下記パターンがあります。
上記の場合は、年や期が変わった最初のオーダーだけ、手動でオーダー番号を登録する必要があります。
・西暦年下2桁+連番
・西暦年4桁+連番
※「年度」はよほど、社内で年と年度の利用ルールが浸透していない限り、お勧めしません。「年」なのか「年度」なのか、混乱してしまうケースが多いです。
※和暦の年はお勧めしません。元号が変わった時に混乱します。システムや帳票等で利用する情報全般で「西暦」をお勧めします。
※西暦2桁の利用もあまりお勧めしません。和暦の年なのか、判断が必要な場合出たり、2100年以降に下2桁が重複する可能性があります。
(気にしない、問題無いと判断されるなら西暦下2桁でも問題ありません。)
・期+連番
例)
20240100
20240101
20240102
20250103 ※年が変わったので手動でオーダー番号を登録。そのあとは自動採番で+1されていきます。
20250104
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上記でも解決されない場合、お手数ですが、サポートセンターへお電話またはメール にてご連絡ください。
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